六本木通り沿い、渋谷駅に限りなく近いオフィスビルの地下にある。
何でこんなところに、こんなエロい店があるのか、コンセプトがわからない。
このわからないところが、この店の大きな魅力なのかもしれない。
階段を下りて、幻想的な世界へ突入する。
かなり薄暗い店内、御香の香りが充満し、オリエンタルな雰囲気。
映画「007」のアジアを舞台にした作品の中で出てくる、市場の一角にある不思議な店って感じ。
この表現、みんなに伝わるか?これ相当、微妙だな。。
大きな洞穴のような席に通される。
カーペットが敷いてある低い石の上に腰掛ける。クッションをうまく利用しないとケツが痛い。
まー、何とも怪しい雰囲気だ。
隣りでは、カップルがボチボチ仲良くしていた。
仲良し2人がちょっとした非現実的な空間を楽しむのには適した店だと思う。
初対面の人を連れて行くと、変な宗教の人、もしくは悪徳商人と思われても不思議な話じゃない。
仮に、自分が連れて行かれる立場だったら、財布が入ったポケットにずっと手を入れたまま動かすことができないだろう、そのくらい怪しさを持った店だ。
10時頃だったと思った。
1杯飲んで、足早に店を出た。
店を出たら、すぐにタクシーの乗り込んだ。
終電まで、もう少しだけ楽しい時間を共有した。
そんなデートだった。