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「丸一」 大森
平日の昼。
満席。びっくりすることにサラリーマンが10割、うち7割が暑苦しい太めな人たち。異様な光景だ。
立ち位置を確認してみる、7割に1歩足を踏み入れた自分を感じざるを得ない。

蒲田にも「丸一」がある。大森で修行を積んだ大将が暖簾分けした店だ。
どちらもかなりおいしい。

とんかつ定食。まずまずのボリューム。
ロースカツ、トン汁、ご飯、お新香のオーソドックスな組合せ。
蒲田の大将に聞いた話だが、豚肉は、品川にとさつ所があり、そこに隣接する卸業者から一番いいところを買いつけてるらしい。きっと大森もそうなんだろう。
厚い肉は、ジューシーでホントうまい。相変わらずボキャブラリーが乏しく、このうまさをうまく表現できなくて辛い。しょうがない、うまいものはうまい。連呼することで強烈にアピールするしかない。
大森の本家、でかい鉄釜で飯を炊き、炊きあがった飯をこれまたでかいお櫃に移す。
このオペレーションは、大将の奥さんだろう、かなり年配のお婆さんが担当。
俺はこのお婆さんの黙々と働く姿に痛く心を奪われた。
2歩目を踏み入れることを覚悟して、有りがたくご飯をお替りさせていただいた。

大満足の1300円。ちなみに蒲田はランチ1000円。
夜はどちらの店ももうちょっと高い。
蒲田の特上ロースは1日5食限定で、かなりのビッグサイズ。
食べ終わった後、動けなくなる、動けなくなることがわかっていて、3度チャレンジした自分はホント食いしんぼだと思う。

頻度はともかく、一生食べ続けたい、そう思える店だ。
by fujifuji0705 | 2004-06-27 00:05 | うまい店


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